2023.08.25
共同代表カリスが日本デジタルパソロジー研究会主催の日本デジタルパソロジー・AI研究会 定時総会のSession「病理AIの基礎から応用まで」で、講演を行いました
タイトルは「世界から取り残された日本の放射線AI/病理AIの現状と打開策」で、日本の放射線AI/病理AI分野が置かれた危機的状況とCallisto DataHubによる突破口について語りました。
AI医療機器製品は、米国に521製品、韓国に149製品あるのに対し、日本には24製品しかありません。
にも関わらず、日本の新規AI医療機器製品数は、2020年:11製品、2021年:6製品、2022年:4製品というふうに年々減ってしまっています。
黎明期である病理AI製品に関しても、米国・EU・韓国には数製品ありますが、日本には製品がないのが現状です。
そこで、医療AI研究開発に向けた医用画像データプラットフォームを手掛けるCallistoとしては、医療施設からご提供いただいた病理画像・放射線画像・臨床情報・遺伝子発現データをAI学習用に加工し、医療AI・創薬AI・臨床試験などに利活用することで、①日本のAI医療機器製品数の爆発的な増加、②世界中のAI医療機器の精度とロバスト性と機能性の爆発的な向上、を目指します。
取材、採用、協業、データセット提供、カスタム創薬AI/医療AI開発委託などに関するご質問・ご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
日本デジタルパソロジー・AI研究会 定時総会とは
1999 年より始まった病理医、臨床検査技師、光学機器や通信・情報システムを取り扱うベンダーで構成された研究会。今年のメインテーマは「ヒトとAIとの協調」で、ヒトは業務の効率化のためにAIを必要とする一方、AIはその解釈にヒトの助けが不可欠なので、両者のコラボレーションで病理診断の課題解決を目指している。